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2011/10/26

リニア中央新幹線相模原駅について

Tweet ThisSend to Facebook | by:東神興業

リニア中央新幹線相模原駅が具体化?

リニア中央新幹線、いよいよ実験線暫定18.4m から42.8Km(当初計画)に延ばされることが決定し、その工事が始まっている。聞くところによると、実験線が完了すると、あとたった2.5Kmで相模原市境になると言う。さらに、相模原市内にリニア中央新幹線車両基地が出来る予定で、もう一か所は岐阜に決定していると広報されている。

車両基地の規模は50Haの広さが必要で、仮に幅200mとすると長手方向は2.5Kmとなり相模川に限りなく近くまで来ることになり、相模川を跨川橋で渡りすぐそこはリニア中央新幹線相模原駅のロケーションである。JR東海では、一時相模原駅予定地まで実験線を伸ばすと言う噂があったが、その後、噂は否定され予定はないとされた。しかし、実験線を伸ばし車両基地に連結すると、さらにリニア相模原駅に連結し、車両の実験や駅への乗り入れ実験、車両基地への誘導等が次の段階で必要とされるのは、自明の理であると考えられる。この先行路線を、PRのために利用すると説得力があるのではないかと個人的に希望を膨らましている。

次に、JR東海では、リニア相模原地下駅が、試算では2,200億掛ると言われているが、いろいろ言われているのは、最新の都内地下鉄駅などが参考とされているという説があり、そうだとすると都内のように輻輳して地下鉄が走りその下に新設ラインを設置せざるを得ない状況があり、又は建物の基礎ぐい等がある中で、大深度の空間と駅が必要とされている事実が考えられ、リニア相模原駅とは少し条件が違ってくる。尚且つ、都内は地盤が相当悪い地盤と地盤が堅固な相模原では、工事金額が比較にならないのは容易に考えられる。

それとも、幅13m~60m(駅部分)長さ1Km(軌道分岐点まで)の駅舎の、今流行りの「駅中空間」を含み、構築を負担させようとしているのならば、この権利変換を神奈川県、相模原市等が求め、財産移管が出来るのなら出資に対して、費用対効果があり真剣に費用負担を考える必要性が出てくる。

さらに、リニア相模原駅から相模川を渡るため、都内より大深度40mから相模原駅手前から、地下権利を買収し、地下30mになることが間違いなければ、通過リニア軌道は地下30mで通過して、リニア相模原駅に停車(のぞみ型を要望)する駅プラットホームはさらに10mの地下権利を買収し、駅舎を地下20m(地下20mまではローム層で比較的安定した地盤の良い土地)とすれば莫大な工事費を半減以上できると言う試算になると思うので、是非、JR東海と関係自冶体は交渉してほしいと思います。また、リニアは磁石の力が基本なので、勾配についてはかなり優位であると聞きますので期待できると思います。

そして、このリニア中央新幹線相模原駅の影響圏は既存鉄道である、横浜線(将来複々線で特急も必要)、小田急線、京王線、相模線(将来複線で急行も必要)、八高線、中央線等と連結できることによって、相模原圏の220万人+神奈川県内の3分の1の300万人及び南関東圏の一部も考えられるので約1,000万人圏ともなり得る可能性があり、正に広域交流拠点都市に名実ともになれる。そのための覚悟と準備と綿密な計画が必要で、具現化するためにも自立都市を目指し、持って広域交流拠点都市としての責任を果たしてほしい。

さらに、職住近在で通勤時間を短くし、余暇を楽しむ、子供や家族と接する時間が出来る、親の介護が出来る、緑が多く、安全で安心なより住みやすい相模原市になればと心から願っています。

そして、相模原市は海抜も100m位で、低いところでも38m位であり、しかも堅固な関東ローム層で長周期の地震でも、余程のことがない限り安心である。加えて、災害バックヤード都市にもなれると思います。


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