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2018/06/18

事業継承

Tweet ThisSend to Facebook | by:東神興業

事業継承について

先ず、世代交代と言うと年寄りが去りそっくり若手が継承すると思われているが、継承した時に先人が真摯に若手をバックアップすることが大事で、数年裏方でアドバイスしながら順調に推移するようになったら、その時こそ本当の事業継承になると考えています。

事業継承1:かなり前より情報を集め研究してきました。例えば、分社化して建設部門だけ社員に事業継承する方法について検討しました。しかし、積極的に手を挙げる人がいなかった事と株式の問題、人の問題、資本金の問題等なかなか難しく、一時は、小規模企業、及び休眠会社を買い取るか、それも難しく・・・そんな時、私の長男(積水ハウス勤務17年)が、話があるので時間を取ってくれと言い出しました。話を聞くと5年も前から、後を継ぎたいと思っていたが、私が積水ハウスに骨を埋めろと常々言っていたので言い出せなかったようです。そして、積水ハウスさんで弊社の新事務所を設計・施工したのを機にさらに強めたようです。安齊川崎支店長には日頃大変お世話になりながらご迷惑をお掛けいたしました。

事業継承2:そして今年(208年)2月に弊社に入社しました。彼の職歴から主たる仕事の分掌は建築関係及び不動産関係とし、土木関係は専務の分掌としました。また、全体を考えるポジションでもあります。最初に始めたのは就業規則で建設業は特にメインである土木は天候のこともあり変形労働時間制にせざるを得ない中でも、今の時代に合った働き方改革を考えました。中身は労働法令に準拠した休日の確保、残業時間の制約等現在の建設業関係の中で精いっぱいの事を網羅してしっかりやってくれました。ベースアップも基本的に基準内賃金として毎年一定の金額は最低保証することにしました。

 事業継承3:先ずは2級建築士事務所登録をし、建築士事務所協会にも入会いたしました。不動産事務所登録は早ければ来年登録しようと考えています。従来の土木だけでなく将来は建築・不動産部門を加え事業を増やし、お互いが補完し合うようなイメージを考えています。また、有名なある企業の元社長が仰るには、まず動くことだと言っています。動く事によって情報が入り、また、知り合いが出来ると。是非2代目候補には、資格を取り、仕事を覚え、且つ、社員に認めてもらえるような実績を作ることが要諦であると思います。

 事業継承4:今、全国的に国、県、市に於いて、民生費、医療費、その他の費用の増大により予算が逼迫しており、民間包括発注や、PPP、PFIで切り抜けようと考えています。即ち大手ゼネコンへ発注しようと考えていて、「人・物」が東京、横浜、関西から市内に入り、すべてのお金が外に流失してしまい、市内に資金が滞留することなく、借金の付けだけが残る勘定になってしまう。
 もう少し、市内に資金が集まる手法が必要とされ、外からの応援で出来た物の経済効果だけでは、市内が元気にはならない。市内循環型社会が早く訪れることを切に願いたい。但し、我々地元企業も自分達には何が足らなくて、何が足りているか真剣に考え少しでも大手企業に劣らない技量は持たなければ次代に対応は出来ない。事業継承には不可欠な問題である。自分の息子と社員でいろいろな問題を撃破して、全員が幸せになるように後ろから支え続けようと思います。がんばれ二代目!!


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